雪上ロードバイク

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パウダースノーサイクリング

北海道のパウダースノーを存分に楽しむ

パウダースノーが大好きなのはスキーヤーだけではありません。サイクリストも同じことです。今我々の間でひそかなブームとなっているのがパウダーサイクリングです。パウダースノーが積もった道路を雪煙を舞い上げながら疾走する、それがパウダーサイクリングです。

分厚い新雪の層があってもふかふかのパウダースノーなら、下の圧雪などにタイヤが届くので十分なトラクションを得ることができます(湿った雪の場合は下の層に到達する前にタイヤの挙動が不安定になるので走るのは困難です)。一般的な雪上ロードバイクのタイヤであれば、平地なら20㎝ぐらいの新雪ならそれほど問題なく走れる場合が多いです(体力や技術によって個人差があります。基本的に新雪層の下の雪にトルクを伝える技術、ある程度のパワーが必要となります)。タイヤは基本的に細い方が浮力が小さくなり、下の層に届きやすく、また雪の抵抗も小さくなるので走りやすくなります。ファットバイクのような太いタイヤでは浮力も抵抗もありすぎて、パウダーを走るには適しません。雪上ロードバイクのタイヤでも太すぎるぐらいで、シクロクロスぐらいの細いタイヤが一番走りやすいでしょう。ふかふかのパウダーでも、あまりにも積雪が深くなりすぎると、さすがに細いタイヤでも後輪駆動の自転車では走れなくなります。こうした場合、二輪駆動の自転車を使えばかなり深い新雪を走ることができるようになります。

パウダーサイクリング参考動画:

パウダーサイクリングのお勧めのコースは、との質問ですが、お勧めのコースであってもいろいろな条件が重ならないと体験できないことが多いです。基本的には気温が低く、雪が多く、交通量が少なく、除雪頻度が少ないルートがいい条件になる可能性が高いです。我々の間では上紋峠がパウダーサイクリングの聖地として知られています。北海道の中でも比較的雪の多い地域に位置し、標高も800mと高く、また季節によっては昼間でも1時間に1~2台しか車が通らないこのルート、ふかふかのパウダーが味わえる頻度が他のルートよりも圧倒的に高く、我々の間では聖地とあがめられています。(※これまで通年で通行可能だった上紋峠ですが、2018年度から冬季は通行止めになることになってしまいました。もうこの世界最高水準?のパウダーは味わえなくなってしまいました)

上紋峠