雪上ロードバイク

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山岳練習コース紹介

当会の練習会でおなじみの山岳コース

こちらのページでは冬の山岳コースを紹介していきます。我々のグループでは冬の練習に使用していないコースも一部紹介しています。難易度の高いコースから低いコースの順にまとめてあります。一部本サイトとカテゴリー分けが異なる部分があります(本サイトの情報の方が古いです)。また交通規制は随時かわる可能性があるので練習に行く場合は各自ご確認ください。コースの難易度はこちらの主観で分類しています。気象条件が厳しい、交通量が多い、道が狭い、路面状態が悪い等で難易度が上がっていきますので、夏の難易度とはまったく相関しません。

冬季難易度
レベル
(16段階:0-15)
コース名 最高地点標高 解説
カテゴリー超級
レベル14

(当会未踏破道)
日勝峠 1023m 冬季北海道最大の難所の一つとして知られ日高国と十勝国にまたがる日勝峠、自転車にとっても非常に難しいコースとなっています。標高が高いため気温も低く、また地吹雪も起きやすい地形で視界不良になることが多いです。交通量は非常に多く、また覆道やトンネルが連続し、自転車にとってはかなり厳しい環境です。あまりにも難易度が高く危険が多いため、当会では冬季未走破の峠となっています。
カテゴリー超級
レベル12
石北峠 1050m 歌にも歌われ小惑星の名前にもなっている有名な石狩国と北見国にまたがる石北峠、峠の西側には大雪湖があり、晴れた日の朝には強烈な放射冷却が起きます。気温がマイナス30℃を下回ることがあり、大抵のグリスやオイルの凝固点を気温が下回るため特殊な装備が必要です。交通量は非常に多く、大型車もかなり多いです。西側はトンネルが連続するため自転車にとっては難しいコースです、当会でも滅多に練習には使いません。
石北峠
カテゴリー超級
レベル11
(当会未踏破道)
中山峠 835m 北海道には中山峠と名前のつく峠が少なくとも3つはありますが、このうち札幌と喜茂別の間にある峠です。日本海側の峠なので標高のわりに気象条件が厳しいです。そして何よりも交通量が非常に多く、自転車で快適に走れる峠ではないので、当会では冬季未走破の峠となっています。
カテゴリー超級
レベル10
三国峠 1139m 石狩国、北見国、十勝国の三国にまたがる三国峠。車が通行可能な峠としては北海道で最も標高の高い峠です。こちらの峠は交通量もそれほど多くなく、厳冬期の路面状態もよいことが多いのでコースそのものは走りやすいのですが、気象条件がかなり厳しいです。大雪湖の影響で標高800mに盆地があるようなものなので、厳冬期の晴れた日の朝には放射冷却で気温がマイナス35℃に達することがあります。また峠の北側は頂上手前の3~4kmの区間は北西からの季節風を遮るものが少なく、季節風による極寒環境+視界不良が起こることがあるのでデスゾーンと呼ばれています。また南側も有名の松見大橋の上は季節風がかなり強く吹き付けるので注意が必要です。この峠は気象条件が非常に厳しいので、当会でも十分な経験と装備のある人しか練習に参加できないこととしています。Blizzak VRX3 のCMが撮影されたルートとしても有名です。
三国峠
上級
レベル9
(当会未踏破道)
三芦峠 425m 三笠と芦別の間のこの峠、札幌-富良野間の最速ルートでもあるため時間帯によっては交通量が多いです。峠の北側、三段滝との間にカタバ風の通り道があり、この区間は厳冬期の晴れた日の朝にはマイナス30℃を下回ることがあります。降雪量も比較的多く、それなりに気象条件は厳しいです。日中の交通量が比較的多いため、当会では冬季未走破の峠となっています。
上級
レベル9
上紋峠
(現在は冬季通行できません)
800m 豪雪地帯にあり、標高も高く、交通量が少ないため上質なパウダースノーが味わえ、かつてはパウダーサイクリングの聖地と言われていたルートです。あまりにも交通量が少なく、気象条件も厳しいため、2018年度から冬季通行止めの路線となってしまったため、現在では冬にこのルートを走ることができません。
上紋峠
上級
レベル9
北見峠 857m 豪雪地帯に位置する峠です。季節風の影響も受けやすく、風の影響や吹き溜まりが発生しやすい峠でもあります。高規格道路がバイパスしているので、高規格道路が通行止めにならないかぎりは交通量はかなり少ないです。交通量が少ないため、圧雪されず、強い降雪時などはあっという間に道路が雪や吹き溜まりで埋まってしまいます。また季節はずれの雪が降りやすい峠でもあり、2018年6月13日には季節はずれの積雪で道路が通行止めになりました。
北見峠
上級
レベル9
十勝岳 1280m 冬季通行可能な道路としては北海道で最も標高の高い道路です。標高が高く、それなりに気温は低いですが、標高1050mにあるカタバ風の通り道になっている谷以外の箇所は放射冷却の影響をあまり受けず、マイナス25℃を下回ることは稀です。季節風の影響もあまり受けないため、標高の割には気象条件が穏やかで冬季も自転車が多く走っています。ただし上の方は傾斜がかなりあり、また交通量が少なく圧雪されないことも多いので、路面状況によってはそれなりに登攀技術が必要になります。またルートを少し外れますが、吹上温泉に抜ける道はスタッドレスタイヤIceNaviのCMが撮影されたり、近隣の林道では三菱DelicaのCMが撮影されたりと車関連のCMのロケ地としても有名です。
十勝岳
中級
レベル8
旭岳 1100m 標高が高いため道路が積雪している期間が長く、それなりに練習に使うことが多いコースです。除雪オペレーション方式の関係で、比較的良質の雪が楽しめますが、日中は比較的交通量が多く、排雪もあまり入らないため、晩冬期には道が狭くなり走りづらくなることがあります。
旭岳
中級
レベル8
望岳台 930m 北海道にはもう一つ望岳台がありますが、こちらは白金温泉の近くにある望岳台のことです。毎年正月休み明けに通行止めになってしまいますが、それまでは通行可能で、目の前に広がる十勝連峰や大雪山系、トムラウシを一望できる超絶景コースとなっています。交通量少なく圧雪があまりされないことに加え、希望橋の少し上あたりがカタバ風の通り道となる箇所があるのでそれなりに寒いです。日産X-Trailや三菱DelicaのCMが撮影されたルートとしても有名です。またルートは少し外れますが白金の道の駅近くの道は日産Note e-powerのCMが撮影された道としても知られています。
望岳台
中級
レベル7
浮島峠 700m 降雪量がかなり多く、また旭川-紋別間のメインルートなので交通量もそこそこ多いです。周囲の峠に走りに行ったついでに走ることがありますが、それほど頻繁に行く峠ではありません。
浮島峠
中級
レベル7
ニセコ五色峠 790m 道道58号線、五色温泉のすぐ北側にあるピークです。正式名称ではなく、ニセコ峠(通常はニセコ峠というとこことは別の峠を指します)や五色峠と言われることもあります。道内屈指の豪雪地帯に位置し、降雪量が多く、ニセコパノラマラインとの分岐点の直上は季節風の通り道でかなり風が強いときもあります。雪が多い年には4~5mの雪の壁が出来ることもあり、その景色には圧倒されます。
ニセコ五色峠
中級
レベル7
霧立峠 387m 超豪雪地帯にあるため降雪量が非常に多く、視界不良が頻繁に発生します。コース自体は傾斜が緩く、新雪が大量に積もっても登攀への影響は少ないですが、極端に視界が低下するときは自転車では走らないことをお勧めします。
霧立峠
中級
レベル7
江丹別峠 470m 豪雪地帯にあり非常に降雪量が多い峠です。道幅もそれほど広くなく、近年旭川側で線形改良が行われていますが、それでも線形が厳しいところが多く、交通量もまあまああるので、比較的難所の峠です。
江丹別峠
中級
レベル7
トーマル峠
(当丸峠)
610m 豪雪地帯にあり雪の多い年には5mもの雪の壁ができることがあります。交通量が少なく、圧雪があまりなされないので、降雪量の多い日は登攀が難しくなることがあります。
トーマル(当丸峠)
中級
レベル6
美深峠 443m 北海道には同名の峠がもう一つありますが、我々が練習で使用するのは国道275号線にある美深峠です。豪雪地帯にあり降雪量は多いですが、除雪状態よく、季節風の影響は少なく交通量も少ないため比較的走りやすい峠です。
美深峠
中級
レベル6
毛無峠 648m 豪雪地帯にある峠で降雪量が多く、視界不良が発生しやすい峠です。以前はよく練習会で利用していましたが、赤井川国道全線開通に伴い交通量が大幅に増加したため、現在ではメインの練習コースには組み込まれていません。
毛無峠
中級
レベル5
朝里峠 677m ループ橋とヘアピン区間がロードヒーティングになっています。小樽側は季節風の吹き上がってくる谷を走るので、下りはそれなりに防寒装備が必要です。日産Note e-powerのCMが撮影されたルートとしても有名です。冬期間は夜間通行止めです。
朝里峠
初級
レベル4
オロフレ峠 790m 旧道は西部警察のロケ地としても使われた有名な峠です。旧道は冬の間は走ることができません。太平洋からの湿った空気の影響で美しい霧氷が見れることが多いルートです。太平洋側にあり、気象条件はそれほど厳しくはありません。
オロフレ峠
初級
レベル4
手稲山 560m 上にスキー場があり、冬の間は非常に交通量が多いルートです。車だけではなく、札幌の街中から近いため自転車も非常に多く、道幅もさほど広くないため、冬季間はサイクリストとドライバーのトラブルが後を絶たないルートでもあります。ドライバー心情を考え、当ルートを走ることはあまり勧めてはおりませんが、走る場合はできるだけ交通量の少ない時間を選んで走ることを推奨しています。日産LeafのCMが撮影されたルートとしても有名です。
手稲山
初級
レベル3
知駒峠 460m しっかりした峠が少ない道北のなかでは珍しくしっかりした峠です。交通量が非常に少なく圧雪されないルートではありますが、景色は非常によく、交通量が少ないので快適に練習ができます。
知駒峠
初心者向け
レベル2
厚田峠
(厚田山道)
245m 札幌から近く、また交通量も少ないので比較的お勧めの練習コースです。海岸線付近はすさまじい吹雪になることがあるので注意が必要です。また西側の麓にある発足は放射冷却時に冷気湖の底になることがあり、海からそれほど離れていないにもかかわらず気温がマイナス20℃を下回ることがあります。
厚田峠(厚田山道)
初心者向け
レベル2
ホロホロ峠 623m 毎年正月休み明けまで通行することができる峠です。冬期間は開通している時期でも夜間通行止めです。雪がそれほど多くない地域に位置する峠で、気温もそれほど低くなく、交通量もそれほど多くないので難易度はそれほど高くありません。景色は非常によい峠です。
ホロホロ峠
初心者向け
レベル1
材木峠
(材木沢峠)
97m 峠へのアクセスは地吹雪地帯を通過するので天候が悪い日は注意が必要です。この峠近くの広域農道は冬期間の札幌近隣のサイクリストの練習場所として有名ですが、すぐ隣のこちらの峠に入り込んでくるサイクリストはなぜかほとんどいません。
材木峠(材木沢峠)